おじさん医学生どう生きる!?

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癌の疲労にもオメガ3が良さそうだ

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今回は癌と闘っている方の疲労が如何にして和らげられるかという点で読みやすい論文を見つけたので要点をまとめた次第です。

http://jpps.umin.jp/issue/magazine/pdf/0701_01.pdf

癌関連疲労とは何か

放射線や抗がん薬により患者が疲労することです

疲労、倦怠感、吐気、食欲不振の順で症状が出るようです。

以下に各障害に対して治療の際に使われるものを試した結果をまとめました。

治療で試されたもの

貧血改善薬

エリスロポエチン、

ダルベポエチンが腎性貧血に使われています。

しかし、 エリスロポエチンは血栓症のリスクを高めてしまうというデメリットもあります。

睡眠薬

メチルフェニデートやモダフィニルが多発性硬化症やHIVの覚醒状態を強め、疲労を減弱させるのが明らかとなっています。

しかし覚醒剤の問題で使用制限が厳しいようです。

抗うつ薬

疲労と抑うつは併存し、重なり合う症状として関連してます。

Bupropionという薬(アメリカで使用)は抑うつ薬や禁煙補助薬として使用されており、

ノルアド、ドパミン再取り込み阻害作用示します

メチルフェニデートやモダフィニルと作用機序が似てます。

SSRIでは認められなかった疲労の改善効果がありそうとのこと。

マルチビタミン、Lーカルニチン、エイコサペンタエン酸

マルチビタミンは癌疲労には効果がないようです。

また、カルニチン欠乏を認めた癌患者に摂取させても

Lーカルニチンに癌関連疲労の効果がないということが明らかとなっています。

EPA

抗炎症作用、血管保護作用があります

代謝産物のレゾルビンE1(RvE1)が炎症収束メディエータとして、

好中球遊走阻害、炎症性サイトカインの抑制をします

かぜの時の疲労と、

この炎症には密接な関係があるようです。

オメガ3系脂肪酸

乳がん患者では、オメガ3系脂肪酸を多く摂取している患者ほどCRP(炎症マーカー)が低いということがわかっています。

アンチエイジングで必須のオメガ3が癌の疲労にもどうやら効果的なようですね。

ステロイド

癌末期患者の全身倦怠感、疲労に有用とされてきました。

がん悪液質;体液、電解質の欠乏不均衡、蛋白欠乏、有害物質の蓄積などによる食欲不振、消化不良、やがて衰弱した状態

メチルプレドニゾロンは食欲や日常活動性を改善させたとのこと。

しかし、ステロイドは易感染性、胃腸障害、血糖上昇などの副作用があるので

取り扱いはやはり慎重にしなければならないです。

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